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携帯灰皿のCMのこと2

 前回の「携帯灰皿のCM1」の続きです。携帯灰皿のCMと言うのは、JTのやつですね。携帯灰皿を使うのは、格好悪いと思われるかってやつです。

 少し、話がズレますが、「ご飯食べに行く?」と「和食と中華どっちに行きたい?」の違いがわかりますか?

 前者の答えは、「行く」か「行かない」です。後者の方は「和食」か「中華」です。もちろん「どっちも嫌」って答えもありますけど。

 これは「ダブルバインド(2重拘束)」といって、「和食かな? 中華かな?」という方に頭を向けて、「ご飯を食べに行く」という前提を無意識に刷り込ませます。

 JTの携帯灰皿のCMはどうでしょう?

 携帯灰皿は「かっこいい」か「かっこ悪い」か、携帯灰皿を「持つのが当たり前」かどうか考えてしまった人は、このトリックにはまっています。

 これらを考えるのに、「喫煙は有り」を無意識のうちに受け入れて考えているからです。

 JRも「新幹線で通勤するのは贅沢か?」みたいなポスターを作っていました。自分が新幹線で通勤している姿を無意識的にイメージさせるのが狙いです。

 街中のポスターとか見ていると、こういうのたくさんありますよ。

携帯灰皿のCMのこと1

 携帯灰皿のCMというか、JTのCMなんですが、以前ネットでこのCMが偽善ぶっているとかいって議論していました。

 そのCMは、タバコを吸っている男性が、吸殻を携帯灰皿を使って処理しながら、その行為が周りにかっこつけてんじゃないかと思われそうで、携帯灰皿を使いながらも迷っているという内容です。

 その議論しているサイトでは、「そんなの当たり前じゃん」とか「そんなんで携帯灰皿を使う人が増えるわけないよ」と言っていました。

 でも、あのCMには、そんなことよりももっと重要なテーマが隠されています。

 1つは、最近、路上喫煙を禁止されたり、ポイ捨てを禁止(まあ、こちらは当然ですけど)されたりして、虐げられ居場所のなくなってきた喫煙者に対して、

 「携帯灰皿を持っていれば、ポイ捨てする事がなくなるから、灰皿のないところでも思いっきり吸えますよ。」

と言っているのです。かっこつけてるわけじゃないですよ。

 結構、広告の技法って、勉強してみると楽しいです。この携帯灰皿のCMには、もう1つ面白い考え方が使われています。

 長くなるんで、ちょっと続きます。